谷止工と土留工について

今回は、私たちが行った「谷止工」と「土留工」という2つの重要な工事について紹介します。これらは、山間部や谷における河川や土砂の流れを管理するために欠かせない工事です。特に大雨や台風による土砂災害から地域を守るために重要な役割を果たします。

谷止工(たにどめこう)

「谷止工」とは、その名の通り、谷が削れてしまうのを防ぐための工事です。山間部にある谷は、雨や水の流れによって徐々に侵食されていきます。これが進むと、谷が崩壊し、土砂が流れ出し、下流域に大きな被害を与えることがあります。

この工事では、谷の流れを制御し、土砂が流れ出さないように堰(せき)や護岸を設置し、谷の安定を保ちます。谷止工により、谷そのものの形状を保ち、周辺の安全を確保することができます。

土留工(どどめこう)

一方、土留工は、土砂を堰き止めるための工事です。特に下流域で大きな役割を果たします。山間部から流れてくる土砂がそのまま下流に流れ込むと、川の堤防が破壊されたり、洪水の原因となったりします。

土留工では、土砂を一定の場所に溜めて、下流に流れないように調整します。これにより、土砂災害のリスクを軽減し、川の流れや周辺環境を守ることができます。

流路工(りゅうろこう)

さらに、流路工は、川の流れを安定させ、安全に下流に水を流すための工事です。川の流路を整備し、水が適切に流れるように管理します。この工事により、洪水や川の氾濫を防ぐことができ、地域全体の安全を守ることができます。


これらの工事は、単に川や谷の形を保つだけでなく、地域の安全を守るために重要な役割を担っています。自然環境と調和しながら行われるこれらの工事です。

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